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ボクのパーラーさん~出逢い編~



キラキラと輝く季節になりましたね。 







GWも終わり


あわただしい日常が戻ってきた方々も


多いのではないでしょうか?







みなさんお元気ですか?


森和田のあきたかです😃











突然ですが❗




みなさんにも


不思議な縁で出会った人や


手元にやって来たモノのエピソードが


1つや2つあるんじゃないでしょうか?








今回はそんなお話❗










現在ボクは妻と2人で


森和田という音楽ユニットを組んで


お仕事をさせていただいています🎵









そこで大切になってくるのが…










楽器🎸🎹❗










中でもボクにとって大切なのが




ギターです❗❗











今のところメインで活躍してくれているのが


BEFFNICKというアコースティックギター。

通称:ベッフィー♪









あと小さな音楽会なんかで登場するのが


GibsonのL-1という古い古いギターです。

通称:ギブじい











そしてもう一本。


今回のお話の主役❗








MartinのO-28というギター。









このギターを森和田は


その小ぶりで可愛いフォルムから


パーラーさんと呼んでいます😊










実はこのギターは


本当に不思議な縁で


ボクのところにやって来ました。










そう❗ あれは………






2016年の4月14日と16日に発生した


「熊本地震」にさかのぼります。









実はこの地震で


ボクの教え子の一人が被災しました。








色んなことがあって


関わりが多かった生徒でしたが


卒業後も相談があるときは連絡をくれたり


結婚式に呼んでくれたりした


思い出深い男子生徒でした。









彼が結婚して熊本に住んでいた時の被災。


彼の状況や心情を思うと


胸が痛みます。








幸いにも家族含めて無事だったそうですが


彼は車の整備の仕事をしていたこともあって


被災後も残り、自衛隊の支援車両の整備をしていると聞きました。











そこで…


ボクにも何か出来ることはないかと


熊本支援の音楽チャリティーを回って


歌ったりお話をしたりしながら


義援金を送っていました。









そんなある日…




とあるイベントで


この教え子のことを話し


歌を歌った後のこと…




ご覧になっていた一人のご老人が


ステージを降りたボクのところに来られて


こんなことを言われました。




「あなたの歌と演奏と


 教え子さんの話に感動しました。


 実は私のアメリカの友人が


 熊本地震への支援のために


 自分の持っているギターコレクションを


 オークションに出して


 そのお金を義援金にしようとしています。


 あなたのような人に


 彼のギターを使ってほしいと思いました。



 今から彼に電話するのでぜひ話をしてほしい。


 通訳は私がするので…。」




そして、ボクの目の前で電話をし始めたんです。







あまりに突然のことで


断ることも出来ないまま


ボクはアメリカの方と話をすることに…💦









要約すると…






そのアメリカの方は


ヴィンテージギターのコレクターで


アメリカでヴィンテージギターの博物館を


つくりたいと思っているとのこと。





そのために


資産を投じてギターを集めている最中


以前日本を旅行した際に感激した


阿蘇山のある熊本の被災を知り


ギターオークションを思いついた、というのです。








その中で勧められたのが


MartinのO-28(パーラーさん)でした。











このギターは


どうやら彼の一番のお気に入りということで




Martinというギターの中でもかなり古く


シリアルナンバー(製造管理番号)で管理される以前のギターなので


はっきりした製造年月日はわからないが


使用材や形式からみて


1860年代後半から1890年代後半にかけて


そのどこかでつくられた一本だとのこと❗

(実はMartinギターの紹介本に載っています)









1860年代後半と言えば…


1867年に江戸時代が終わり



1890年代後半と言えば…


1894年に明治時代の日清戦争が勃発したり




歴史の教科書に出てくる時代❗❗











そんな気の遠くなるようなお話で


その時はピンと来ませんでした。











さらにこのギターは


120年以上前のギターにも関わらず


奇跡的にコンディションが抜群で


新品のベンツが買えるくらいのお金で


購入したとのこと😱







(し、新車のベンツ~~~!?!?!?😱😱)







当然ですがこんなお話を聞かされて…


この時点でボクの心は


すっかり話の土俵から降りていました😫


(一体いくらする話なんだ!?!?!?😱😱)










ところが


ボクの心とは裏腹に話はどんどん進み…


彼はこのギターをボクにゆずりたいと…








「はぁ😵ご冗談でしょう?」



「ボクには買えまっしぇん❗❗」



と言おうと思った時…








通訳をしてくれているご老人が



「いくらなら買える?と言ってます。」…と










もう何がなんだか分からなくなったボクは


断るつもりで


「ボクには買えません。


 せいぜい夏と冬のボーナスから絞り出しても


 20万円がやっとです💦」


と、正直に答えました。









するとご老人が…





「その値段でいいそうですよ。


 彼は値段じゃなくて


 あなたのような人に


 そのギターを使ってもらいたいと言っています。」








(え、え、ええ~~~~!?!?!?😱😱)










…かくして







夏と冬のボーナスから絞り出した20万円で


厳重に梱包されたパーラーさんは


アメリカの彼と一緒に


本当に福岡空港にやって来たのです。











初めてお会いしたアメリカの彼は


立派な白い髭をはやした


優しい瞳の82歳のジェントルマンでした。











その夜ボクは


ジェントルマンと例のご老人と


会食をしました。







その中でジェントルマンは


ボクに向かってこう言ってくれました。





「あなたに会って私の想像していたとおり


 の人物でよかった。


 きっとあなたは生徒を大切にするように


 ボクが持って来たギターを大切にしてくれると確信しました。



 あなたに譲ることができて嬉しい。




 ただ一つだけ


 約束してほしいことがあります。」








ジェントルマンはさらに続けて





「私は、このギターを


 ガラスの棺に入れて


 その役目を奪おうとしてしていました。






 だから約束してください。






 このギターを弾いてあげてください。


 ぜひ弾き続けてあげてください。


 お願いしますね。」



と、おっしゃったのでした。












例えば…




鉄道が好きな方々で


「鉄オタ」なんて呼ばれている


マニアックな方々がいらっしゃいますよね?






でもひとくくりに「鉄オタ」って言っても



ある人は列車に乗るのが好き


ある人は列車を写真に撮るのが好き




また


ある人は列車の音が好き



というように











ギターが好きな



「ギタオタ」がいるとしたら



ある人はギターを弾くのが好き


ある人はギターをながめるのが好き



また


ある人はギターの音を聞くのが好き



という具合に





色んな楽しみ方があっても


おかしくはないですよね?










あのジェントルマンは







初めは


貴重な古いギターを集めて


ながめることが好きで




ガラスケースに展示したかったんでしょう。










マニアックな視点や


貴重な物を保存するという視点で見れば




それも悪いことじゃないし


間違ってはいないと思います。










でもあの日



ジェントルマンは


展示することを



「ガラスの棺」に入れる



と表現しました。










以前ボクは


ボクのメインギターのBEFFNICK


通称「ベッフィー」の里帰り


というブログでも書きましたが…







実際に「ベッフィー」をつくられた


ギター製作家の合瀬さんが




「ギターは弾いてなんぼですよ。


弾いて弾いて弾き倒してやってください」



とおっしゃったことを思い出します。










今でもパーラーさんを弾くと




ジェントルマンがおっしゃった


「ガラスの棺」という言葉を






合瀬さんのおっしゃった


「弾いてなんぼ」という言葉とともに


噛みしめることがあります。









はたしてボクのパーラーさんは


ボクに弾いてもらって


幸せなんだろうか?








本当は120年以上頑張ったんだから


もうガラスの棺で


ゆっくり休みたかったんじゃないだろうか?






色んなことを考えます。









でもジェントルマンは確かに


「弾いてください❗」


とおっしゃいました。






だから







ボクにはパーラーさんを


ギターケースに眠らせずに


弾き続ける役目があります。










あのご老人も、ジェントルマンも


もうこの世にはおられませんが





「今でもパーラーさんは


森和田の音楽会で大活躍していますよ❗」



と自信を持って言いたいですし






彼らもきっと


パーラーさんの活躍を


天国から見守ってくださっているはずです。








現在は


森和田の音楽会で


「えにし」という曲や


アイリッシュメドレーなんかを


演奏する時には


パーラーさんの優しい音が


聴いてくださっている方々の心を


癒してくれています🍀








もしご都合がつけば


森和田の音楽会に


お越しくださいませませ。


パーラーさんともども


お待ちしております🙇










     『完』❗




………と



言いたいところなんですが…








実はこのパーラーさん



120年以上生き抜いて来てますんで



これが…



なかなかのじゃじゃ馬おばあちゃん😫








弦一つにしても



チューニング一つにしても



思うようにはいきません。💦 






というか


思うようにいかせてはくれません💦💦







現在のパーラーさん活躍への道のりは


なかなかに険しいものがありまして…







そのへんの格闘につきましては


またのブログをお楽しみに❗




ではまた。


みなさんお元気で😃




【お知らせ】


♡ラジオ番組スタート♡

「森和田の元氣力発電ラジオ」

 第1・3火曜日 12時~13時




☘ココペリーナさんとの月1コンサート

 5/23(火)14時~15時

 ひかりガーデン(宮若福丸)

 雨天時:もりわだんち



 5/27(土)19時~

 黒水宮境内(宮若脇田)

 お問合せ:宮若観光協会



☘こころミュージックcafe

 5/28(日)14時~

 久留米gucchi珈琲



 「大好きな本と、ケルト音楽」

 6/4(日)14時~15時半



 「試験に絶対出ない~戦国~」

 6/10 13時~



 6/24 13時~

 つどいの広場(飯塚市)



☘いのちのお話と音楽会

 6/25(日)14時~15時

 クロストーク(熊本県菊陽町)



遊びにきてね♪






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