皆さん、台風は大丈夫でしたか?
森和田のあきたかです。
我が家も揺れて凄かったですが、
なんとか切り抜けました💦
自然の力にはかなわないことを痛感させられますね。
さて、今回のタイトルは
ボクの大好きな
Bob Dylan(ボブ ディラン)の曲
「My back pages」
からいただきました❗
皆さんにも
過去を振り返ってみると
人には言えないような
恥ずかしーい
あんなことや
そんなことが
いくつかありますよね?
当然ボクにもありましてね………
皆さんは
欲しかったものを
初めて手に入れた時のことを
覚えていますか?
先日,ハードオフに寄った時
中古ギターのコーナーに
ボクが初めて手に入れたエレキギターと
同じメーカーで
同じタイプのギターがありました。
国産のGreco(グレコ)というメーカーの
レスポールタイプというエレキギターです。
そのギターを見たとき…
「あっ!懐かしいなぁ」
という思いとともに
ボクの嗅覚をくすぐる
甘酸っぱく
そして
恥ずかしーい 思い出が
よみがえって来たのです❗❗

あれはボクが中学2年生…
当時エレキギターは高値の華❗
ましてや
ギブソン・フェンダー(USAギター)
なんて
楽器店に行っても
ショーウィンドーの中に
鎮座ましまして
ボクらのような
若輩者が手に出来る代物では
ありませんでした(涙)
とはいっても
国産であれ
エレキギターは高い❗❗
アコースティックギターに
録音マイクを
テープで貼りつけて…
まぁ欲求を満たしていた訳です。
(これをボクは音楽的マスターベーションだと思っています🎵)
そんなある日❗
クラスの友だちの一人が近づいて来て…
「森田…
お前エレキが欲しいって言いよったろう?
うちの兄ちゃんが、エレキ売りたいって言いよるぜ。
グレコのレスポールタイプ❗
1万円でいいって。
お前買わんや?」
あーっほほほ欲しーいっ❗❗❗❗
されど
中坊のボクには
1万円は高い❗💦
そこでボクは
交渉に入ります❗
ボク
「欲しい❗
ただ、すぐに1万円は用意出来ん。
やけん、正月まで待ってもらって
お年玉で払うっちゅうのはダメかいな?」
ダチ
「う~ん
わからん。帰って兄ちゃんに聞いてみる。」
次の日
ダチ
「兄ちゃんがそれでよかって。
ただし、今払える分だけ、いくらかでも払ってって言いよる。」
ボク
「わかった❗
じゃあ3000円払う。
あとはお年玉で払うけん。」
ということで交渉が成立し
ボクは念願の
エレキギターを
初めて
この手に出来たのでした❗❗
『完❗❗』
といきたいところなんですが…
本題はここからです。
次の週の日曜日だったか…
友だちの家で
ギターの受け取りとなり…
兄ちゃんに会いました。
これがまた
なんとも胡散臭い兄ちゃんで…

いけないこといーっぱいやってそう
…な感じでありました💦
ビビりながらも
用意した3000円を
胡散臭い兄ちゃんに渡すと
(なんかギャング映画のブツのやり取りのワンシーンのような…)
奥の部屋から
真っ黒いハードケースを持って来ました。
ケースを開くと
赤いサンバーストフィニッシュの
ボディがまばゆい✨
グレコレスポールタイプの
エレキギターがありました❗❗

もう嬉しくて嬉しくて
体が震えたのを
今でもよく覚えていますが
ここで ふと…
「なんか不思議な臭いがする」
と感じました。
そして
その臭いは
まぎれもなく
ケースと
その中に横たわるギターから
臭ってくる❗のです。
おそるおそる…
ボクは
胡散臭い兄ちゃんに聞きました。
「なんかギターから独特の臭いがしませんか?」
すると兄ちゃん…
「あぁ これマヨネーズの臭いたい。
エレキのボディの艶と保存にはマヨネーズを塗るのがいいったい。
みんなギタースプレーやら吹きかけよるばってん、あれはピックアップ(マイク)のところばダメにするけんね。
エレキのボディにはマヨネーズが一番たい❗覚えとき。」

あーっ知らないこととは
なんと恐ろしいことでせう💦
その日からボクのギターは
日々マヨネーズにまみれていくことになるのでした(涙)
その後…
落ちこぼれのボクとその友だちは
仲良く同じ高校に行くんですが
その高校は
今でこそスポーツで全国に名を馳せる
H FUKUOKA高校。
当時はスポーツではなく
福岡で一番
ケンカが強いことで評判でした。
一説にはビーバップハイスクールのモデルらしいですがね…
まんざら嘘とも思えない感じで
こわーい先輩が
いーっぱいいらっしゃいました。

そんなこわーい先輩方に
その友だちは
なんでか目をつけられることが多く
なにかと因縁ふっかけられると
「ボクの友だちでエレキ持ってて
ギターがバリバリ上手いやつがおります❗」
とか言って
先輩の意識をそらして逃げていました。
当時のH高は バンドの花盛り。
ギター弾けるってなると
こわーい先輩から目をつけられます。
すると
ボクのところにお越しになられて
先輩
「こんど俺のバンドでディープパープルば弾いちゃってん❗
○○(友だち)が、お前なんでも弾けるって言いよったぞ。
弾けんやったら、しまやかす(殺す)ぞ❗」
ってな具合になるわけですよ(泣)
恐ろしいので必死に練習して
一つクリアすると
また次の先輩が…やってくるわけです。
おかげさまで
ギターが上達しましたが
先輩たちの間で
「森田のギターはマヨネーズ臭い❗」
っていう噂が広まりました😱
そりゃそうですよ。
日々マヨネーズで磨いてるんですから。

ずいぶん先輩方から可愛がられるようになったある時
ひとりの先輩にマヨネーズのことを話ました。
ボク
「先輩
自分は先輩のこと信頼してるんで
こっそり教えますけど
実はエレキギターのボディには…
(あとは胡散臭い兄ちゃんの言った通りですよ)」
先輩
「………ぷっ ぷわーはっはっはぁ❗
お前それ本気で信じとーとや?
騙されとるったい。
それか、からかわれたったい。
お前ほんとに素直なやつやねぇ(笑)」
その後
バンド仲間とかにギタースプレーなど
色々レクチャーしてもらい
マヨネーズを塗ることはなくなりましたが
しばらくボクは先輩たちから
マヨネーズギターの森田で
『マヨギも』と呼ばれ
可愛がっていただきました(涙)❗
誰にも
恥ずかしい
My back pagesがあるものです。
ボクをダシにして逃げ回ってた友だちは
どうしてるんだろう?
胡散臭い兄ちゃんは生きてるかなぁ?
グレコのエレキギターも手放して
今はありませんが
『あの臭い』が
青臭い
青春の
恥ずかしい
一ページを
思い出させてくれます。

ではまた。
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