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感動の秋🍁

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?


爽やかな秋空の下


みなさんの健やかな日々を祈りつつ


文をしたためている


森和田のあきたかです✒️






さて


秋と言えば…


スポーツの秋


食欲の秋



…そして



文化・芸術の秋 などなど





みなさんの秋は


どんな秋でしょう?









今回は


文化・芸術の秋にちなんで…


というわけではありませんが





最近ボクが観た素敵な映画の紹介と


観て感じたことを書きたいと思います。







みなさんは


THE BAND』というロックグループをご存知でしょうか?



THE BANDは、60年代から70年代半ばにかけて活躍したアメリカンロックの最高峰のバンド🎸



ロックという枠におさまることなく


彼らが表現する音には


ロックンロール


フォーク


カントリー


アイリッシュ


ジャズ


ブルースなどなど


ありとあらゆる音が混ざりあう…



唯一無二の音楽を表現したバンドなのです❗






中学生の時に知った『THE BAND』は



ボクの大切な大切な音楽の源となりました🎵







今ボクが音楽を続けている原動力は


THE BAND』であり



今ボクが表現している音楽の教科書は


THE BAND』だと言い切れる



ボクにとって神様のような存在です✨













そんな『THE BAND』の


ドキュメンタリー映画が


10月23日から


福岡のKBCシネマで上映されたのです!!!

😂😂😂😂😂😂😂😂😂😂😂😂😂







ボクはこの映画を去年から楽しみにしていて…


映画館に何度も時間の確認の電話をして


上映が始まるとすぐに観に行きました🎶








内容は


バンドの栄光と挫折のドキュメントなのですが…





この映画が


よくあるただのドキュメンタリーではないのは




THE BAND』の持つ



まるで神様に



音楽のために引き寄せられたような



出会いの必然性




メンバー間の

兄弟のような絆に




起因していると思います。









ネイティブアメリカンの血を背負い

差別と現実にもまれながらも夢を諦めないリーダーのロビー。







そのロビーと出会い、バンドを結成して行く親友のリヴォン。







この二人の絆が



見えない力に導かれながら



他のメンバーを引き寄せ







そして『THE BAND』が産声を上げます。





彼らが


次々に


誰も創造しなかったような音楽を


この世に生み出し



さらにそのための音の実験を


ウッドストックという人里離れた森の中


ビッグピンクという一軒家の地下室で





共同生活をしながら繰り返す様は


本当に心を許し合った兄弟のようでした。






こんなにも音楽に浸り


全身全霊で音楽を楽しめる瞬間を


ボクも映画を観ながら共有できて


幸せな気持ちでした🍀





でも…






ドラッグが…






メンバーの心を壊し




彼らの関係性までも




壊していきました。









音楽を純粋に追及したいロビーと


ドラッグにハマってしまったメンバー


との間に


確執が生まれ始めます。






親友のリヴォンも


ヘロイン中毒に陥り










76年に『THE BAND』は解散します。











解散後



リヴォンはドラッグ中毒に陥りながら


生活に困窮するなかで


しだいに印税の取り分でロビーに言いがかりをつけ始め…


ロビーへの憎しみを増幅させていきます。












その間も



ロビーはリヴォンを愛し



だからこその思いで



彼との距離を置いていきます。








結局…




リヴォンは中毒の影響もあってか



2012年71歳で亡くなります。






映画では


ロビーが意識のなくなったリヴォンに会いに行き


ベッド横で手を握りながら言葉をかけたエピソードで終わります。







その時


ロビーがリヴォンにかけた言葉に



ボクは心を揺さぶられました❗










ロビーは昏睡しているリヴォンの手を握り…


ただ一言こう言ったそうです。










「あの世で、また会おう❗❗」















人は意識がなくなっても


耳は聞こえていると聞いたことがあります。





もしボクがロビーだったら


何と声をかけたでしょう?





愛しているからこそ遠ざけていたことや



もう一度誤解を解いて分かり合いたかったことなどなど…



つのる想いや溢れる感情を


伝えられるだけ伝えようとするかも知れないなぁと思います。





でも


ロビーの



「あの世で、また会おう❗❗」



という一言には




余計な言い訳じみたことや


怒りや憎しみが微塵もなく




ただただ





赦しと



愛と






そして…


強い絆が 感じられました✨







と同時にボクの心に浮かんだのは





「この二人は

物理的にはやり直せなかったけど

魂的にはやり直せたんだろうなぁ❗」






という感覚でした。











この世界は、一見


物質的なものに支配されていて



はっきりと白黒判定が出たり


はっきりと評価が目に見えることを


求めがちですが




そうじゃない 目に見えないレベルも


大切にしたい





ロビーの一言は


ボクに訴えかけているようでした。







…と次の瞬間



ボクの脳裏に



映画の最初にロビーが『THE BAND』を振り返って言った言葉がよみがえって来たんです。





その言葉は…




『The Band』は


「美し過ぎて

燃え尽きてしまったんだ」









あぁ…


なんと切なくも


慈愛に満ち溢れた言葉でしょう🍀





そして…





『ONCE WERE BROTHERS:ROBBIE ROBERTSON AND THE BAND』

『かつて僕らは兄弟だった』





という映画のタイトルが持つ響きが


ボクの胸を打ちました❗


この『かつて』と『だった』という表現が


取り戻せない時間への悲哀と




でも…




確かに存在した友情の輝く瞬間を




的確に表しているなぁと


感慨深く


ボクの心に沁みわたったのでした。






生きていると


どうしても取り戻せないものやことがあります。


時としてボクたちは


それらを取り戻そうとばかりに必死になり


大切な何かを見失っているように思います。




取り戻せないことは取り戻せないんだと受け入れて



心静かに振り返り、見つめ直してみると


その一瞬一瞬の中に


かけがえのない輝きを


見出だせるかも知れないよ



…と




この映画の中から


ロビー・ロバートソンと


リヴォン・ヘルム


そして


THE BAND』のメンバーが


教えてくれているような気がしました❗❗







みなさんの最近ご覧になって


感動された映画は何ですか?




映画に限らず


本やテレビや


日常の何気ないやり取りの中に


ちっちゃな感動が


見つけられるといいですね✨



以上ボクの『感動の秋』でした🍁



ではまた。


みなさんお元気で😄




























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