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怪我の功名

すっかり春めいてまいりまして


菜の花や桜の花も咲きましたね😃





みなさん、いかがお過ごしでしょうか?





さて、今回は「怪我の功名」というタイトルですが



みなさんは『バネ指』という症状をご存知でしょうか?



症状というくらいなので、医療に関わることなんですが…



「バネ指」とは

手の使い過ぎが原因で起こる「指の腱鞘炎」で、

指を動かすとバネが弾けるようにびくびくして、

痛くてたまらない症状です😫








実は1月の終わり頃、


朝起きると突然ボクの左手の親指がカクカク…💦





そして痛くて痛くてたまらない😫






どどどうしたんだーぁ😰





もう何がなんだか分からない😵



とにかく痛いんですよ❗


で…


真っ先に頭によぎったことが




「ギターが弾けなくなるぅ😱💦」




でした。






実際、ギターを弾いてみると


やっぱり痛くてうまく弾けないんです😢






スッゴク落ち込みましたが





それでも、痛いのをごまかしごまかし弾いて


聴いてくださる方に分からないように


ライブやお話会をやって来ました。







それでも痛みは良くならず…






とはいえ小心者のボクは、


病院に行くのが怖くて怖くて…










結局、2月の半ばになって


意を決して病院へ行きました。








診断は(やっぱり)『バネ指』❗




治療には注射か手術😱😱😱😱😱😱😱






どちらも絶対イヤ!!!!!なので、


塗り薬で様子をみましょうということで、帰って来ました。







ということで



それからのボクは、


このバネ指とどううまく付き合いながらギターを弾くかを


模索というか研究することに全身全霊を傾けることになったのでした❗❗❗









でも、この研究がなかなか面白くて




ギターのネックに当てる親指の角度を調整してみたり


フィンガーボードに出る親指の長さを変えてみたり


思い切って親指が出るサポーターを買って弾き方を工夫してみたり…と




あれやこれやと研究や工夫をしてみました。






まるでギターを弾き始めた頃に戻ったみたいで


痛みはありましたが、ワクワク感もありました。



でも、初めからそんな前向きな気持ちで取り組めた訳ではなく


もう今までのようにギターを弾くことが出来ないんじゃないかと


落ち込んだことも多々あります。





そんな不安に陥るボクの気持ちを支えてくれた


あるギタリストの存在があったんです。



そのギタリストの名前は…




『ジャンゴ・ラインハルト』






ご存知ですか?


ジャンゴ・ラインハルトは1910年生まれ。

ロマ音楽(ジプシーの音楽)とスウィング・ジャズを融合させたマヌーシュ・ジャズ(又はマヌーシュ・スウィング・ジプシースウィング)の創始者として知られるギタリストです。


もともと旅回り芸人の息子で、パリのジプシー居住区に育ち、

12歳でギターを手に入れ、独学で練習に励み、

13歳になる前にアコーディオン奏者の伴奏者としてダンスホールで働き出しました。


若くして天賦の才能を見せていたジャンゴですが、

18歳の時、住んでいたキャラヴァン(移動式住宅)で火事が起こりました。

彼も大火傷をおおい、片足の麻痺に併せ、

・・・

あろうことか左手の薬指と小指の2本が動かなくなるという

ギタリストにとって致命的な怪我をしてしまったのです。





しかし、ジャンゴは諦めることなく努力を重ね、


なんと…❗


人差し指と中指だけで流麗なソロを弾く独特なフィンガリングを編み出し、

唯一無二の名ギタリストになり、


亡くなった今でも、トップギタリストたちの憧れの存在となっている方です。



ジャンゴの演奏の様子はこちら







もちろんボクも大好きで、レコードを大事に持っています✨



そんなジャンゴのあきらめない姿勢を思うと…


バネ指であろうが何だろうが、俄然やる気スイッチが入るのでありました❗








先にも書いたように




指の角度を変えたり


コードをわざと崩して弾いてみたりと


あれやこれややってみているうちに…





ついに


親指が痛まずにコードが押さえられるポイントが分かり始めたんです✨




そのポイントにはいずれもある共通点がありました。




それは…


ギターのネックを手のひら全体で丸め込むようにしながら


ふんわりと優しく握ってコードを押さえているというものでした。




これまでのボクは


というか


ギターを弾く人なら誰もが


親指をネックの裏側に支えるようにしながら当ててコードを押さえて来たと思います。



でも、今のボクには親指を支えになんて痛くてとても無理です😫


それで、優しく丸め込む握り方にたどり着いたんですが




このやり方で握ると



なんともいい音が出るんです🎵




音がまろやかで


かといって小さい音ではなく


しかも手のひら全体からボクの骨を伝わって前に響くような…


本当に優しく素敵な音色でギターが鳴るんですよ😆





もう びっくりポン❗ でした。





何十年もギターを弾いて来ましたが


ここに至ってこの音にたどり着くなんて


本当に不思議な気持ちです。





これもみんな…



『バネ指』のおかげです❗ 



…と言っていいんですかね?





まさに



「怪我の功名」ですね。







なんか複雑な気持ちではありますが


これも ジャンゴ様のお導きかも知れませんね😉




さてさて


これからも、ボクはますますギターに精進して参ります❗❗




なんてたって



『バネ』指っていうくらいですからね…



ボクのテクニックは


『跳ね上がる❗』こと 間違い無しです😆🎸🎵







みなさん❗


これからの森和田に


こうご期待❗❗❗





…お後がよろしいようで



ではまた😊







PS

今回のブログを


読んでくださる全てのみなさんと併せて


現在、懸命にリハビリに励んでいる


森和田の最愛の友人に


捧げます🍀








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