本当の本物

お久しぶり❗


森和田のあきたかです😃


11月になりましたね。







紅葉も進んで


秋から初冬に季節は移ろっています🍁










さて今回のテーマは


「本当の本物❗」です。











みなさんにとって


これはまぎれもなく


「本物やね‼️」


と言えるものはありますか?





ボクは…59年間生きて来て



「これは本当の本物やん!」



と思えるものに出会えたと実感できることが


果たしてどのくらいあっただろうか…






振り返ると


さほど多くはないように思います。








まぁ逆に言えば


簡単に見つけられないからこその


「本物」なのかもしれませんけどね。











実は先日


ボクは「これぞ本当の本物!!!!」と


めちゃくちゃ実感できたことがありました。













10月下旬のこと…


ボクの尊敬してやまない


博多のロックシンガー


山善(Yamazen)こと山部善次郎さんのご自宅に妻と伺う機会がありまして❗






山善(Yamazen)と言えば


かつて


博多でロックやバンドに関わったことのある方々なら


きっと一度くらいは耳にしたことがある


博多の伝説のロッカーです。









ボクが初めて山善を観たのは中学生の時❗



当時、イギリスを中心に吹き荒れていた


パンクロックの波に


ボクはどっぷりとハマり


ジーパンにマジックで落書きをしたり


わざと破いてはいたりして…







そんな時


友達の兄ちゃんに連れられて観に行ったのが


山善(Yamazen)のバンド


ザ・ドリル でした。







すごいスピードとビート感❗




初めて体験する生バンドの重圧感に


圧倒されながらも


ボーカルの山善(Yamazen)が醸し出す


危ない香りは


パンクロックの洗礼を受けたボクにとって




「イギリスに行かんでも

本物のパンクバンドが博多におった‼️」


という感動と感激をもたらしてくれました。









それからというもの



ボクの中での本物のロッカーは


どこか遠い東京やイギリスやアメリカや


手の届かない雑誌や映像の中のものではなく





博多の天神を歩けば


すぐそこにいるヒーローとして存在するようになりました。







でも山善(Yamazen)というと


子どもの頃に高圧電線に触れて


大怪我をされたことや




その後遺症からも来るであろう


激しい行動ばかりが先行して


危ない噂と共に


その存在がより伝説化していったように


ボクは思います。






ボクも高校から大学にかけて


福岡や博多でバンド活動をやりながら


音楽仲間と青春を満喫させてもらいましたが



オフステージや楽屋で見る山善(Yamazen)は


心から音楽を愛してやまない


ピュアなハートを持った人だなぁと


いつも感じていて…






噂ばかりが先行して語られるのを


悲しく感じていました。









とはいっても、


ボクにとって


山善(Yamazen)は雲の上の人ですよ。





そんな山善(Yamazen)こと


山部善次郎さんのご自宅に


不思議な縁で伺うことになったんですが…




そりゃもう


緊張しまくらちよこですよ😫










実は一年前に


福岡の県立美術館で個展をされている


山部さんに会場でお会いしていて


(山部さんは画家でもあります。)



昔のバンドの話を楽しくさせていただいてはいたんですが


まさかご自宅に伺うことになるとは


博多でバンドをやってた頃の自分には


想像もつかないことでした。









リビングの山部さんは


トレードマークのサングラスを外し


にこやかにボクたちを迎えてくださいました。






「元気にしとったや?

 なんや学校の先生ば辞めたとや?

 なら今なんばしようとや?」








コテコテの博多弁で聞いてくる山部さんに


先妻が亡くなったあと再婚したことや


森和田で音楽活動をやっていることなんかを話しました。








山部さんはニコニコしながら


ボクの話を聞いて


「あー…、アイリッシュや

 アイリッシュ❗アイリッシュね❗」


と何度も繰り返しながら喜んでくださいました。





そして





「俺も新しくCDば出したったい。

 森田❗買いやい❗」





もちろん即!!!購入ですよ。







「サインばしちゃぁけん…」


そう言って


ケースからライナーを引っ張り出して


サインをしている山部さんを見ながら…



ボクはふと思ったんです。



「あぁここに音楽がある❗」って。










ボクは近頃


自分が60歳を目の前にしているからか


年齢について考えることが多くなっていて


人が年齢を重ねて行くとは


いったいどういうことなんだろうか?


とか折々に思うんですよ。





で…



ボクは





人が年齢を重ねるということは



「削いでいくこと」



だと感じています。



年齢を重ねれば重ねるほど



人はそれまでの悲喜こもごもを



あるいは欲やしがらみを



一つ一つ削ぎ落として



身軽になっていく。






そして



最後にくっきりと



本当の自分が


浮き出して来る。








年齢を重ねるって



そういうことなんじゃないかと



思っているボクの目の前に…







まさに



削ぎ落とされた



山部善次郎さん という



一人の人間がいて



そこにやっぱり音楽にこだわる姿があって…




「あぁやっぱり山部さんは

 ど真ん中に音楽があるんだな❗

 この人は本当に本物のロッカーだな‼️」



と心から感じたんです。







削いで削いで削いでいった果てにも


やっぱり音楽がある人って


そんなにいないように思うんですよ。






格好つけや見栄で音楽やってないんだと


音楽が生きざまそのものなんだなぁと


痛く感激しました。