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アケイディアの流木

moriwada0721

更新日:2023年12月1日

みなさんお元気ですか?



森和田のあきたかです😃












さて今回のテーマは



「アケイディアの流木」です。







このタイトルを見て



ニヤッとした方は



かなりのロック通ですね🎵








そう❗これは…



ボクが以前のブログにも書いた



アメリカンロックの最高峰



THE BANDの名曲



Acadian Driftwood」の邦題です。









この曲は



ボクの大大大好きなTHE BANDの



最最最高に好きな曲です😍










この曲はバンドのリーダーだった



ロビーロバートソンが書いた曲で





1600年代



カナダ北東部沿岸(アケイディア地域)に



フランスから入植した人々(アケイディアン)が



1750年代に勃発した



イギリスとフランスの



植民地戦争に巻き込まれ







イギリスによって



住む家を焼かれ



住む場所を追われ






支配と抑圧と虐殺の果てに



まるで流木のように移動していく歴史の闇を








自らもネイティブアメリカンの血が流れ



差別と流浪の人生を背負った



ロビー自身の生い立ちと重ねて作られた



渾身の一曲なんです。










ここまで読んで



「あっ❗」と思いついた方は



かなりの森和田マニアですよ😆









そうこの曲



ボクが中学2年の時から45年かけて



繰り返し和訳をし続けて



還暦を迎えた昨年



やっと満足いく和訳にたどり着いて







YouTubeで和訳動画を発信した



あの一曲なのです😆








ロビーロバートソンの曲の詞は



難解なものが多いんですけど



この曲は特に難しかったです。









というのも




この歌詞を和訳するためには



そもそもアケイディアンの歴史を



勉強しないと訳せないんですよ。









言葉の一つ一つに時代背景があって



その思いを汲み取りながらじゃないと



和訳しても意味が伝わらないんです。







だからロビーの詞は難解なのかもって



思いながら






歴史を紐解きながらの



45年間のきびしい和訳チャレンジでした。









でもこの和訳チャレンジは



後々ボクが



中学校の社会科の教師になって



歴史を生徒と一緒に学んでいく時の



大切なポイントを



ボクに気づかせてくれました。








つまり…









有史以来



人間の歴史は




勝者と敗者



欲望と搾取



支配と抵抗



虐殺と追放 等々



の繰り返し。








どの時代の



どこを切り取ってみても






『日本の縄文時代』以外は



みんな同じことを繰り返している。









どこの国も



Acadian Driftwoodの中の



イギリスとフランスのようなことを



繰り返しながら






その時々



その時代時代の正義と



その国々の理屈で



歴史を都合よく正当化して







今も



何もなかったかのような顔をして



存在しているんです。










Acadian Driftwoodの歌詞の当時も



イギリスにはイギリスの道理があって



フランスにはフランスの道理があった。







その道理が全てで



それによって



それぞれの国は存在していたのでしょう。








でも



その道理のはざまで







『なぜ❗』



アケイディアンたちは



虐殺されなければならなかったのでしょう?










同じことが






アイヌ(日本等)に



ケルト(アイルランド等)に



イヌイット(北極海沿岸等)に



インディオ(南アメリカ等)に



ネイティブアメリカン(北アメリカ等)に



その他たくさんの



見えずに社会の中に埋もれている



弱い立場の人々に起こっていませんかね?










学校の教科書は



ともすれば歴史の上ずみを



キレイになぞって



子どもたちに伝えようとします。







でも



そんなキレイ事に終わらせずに






ボクが



Acadian Driftwoodの和訳チャレンジで



気づいたような歴史観を



思春期の子どもたちと



学び合い気づき合うことも



これからの教育には



大切なような気がします










人は(ボクもそうですが😅)



目の前に見えていることで



判断したり解決しようとしたりしますよね?







例えば…




昨今毎日のようにテレビでは



ウクライナやガザ地区の



戦況が流れています。




みなさんはあの映像を観て



「おーっもっとやれー❗」



なんて思いませんよね?






「なんでこんなことになったんだろう?



 早くなんとか終わらせてよ😫」って



誰にともなくお願いしたりしています。






実際テレビのキャスターやコメンテーターも



同じような発言を繰り返すばかりですよ💦






それじゃ終わりませんよね?







だってロシアにはロシアの道理があって



ウクライナにはウクライナの道理がある。







イスラエルにはイスラエルの道理があって



パレスチナにはパレスチナの道理がある。






イスラエルとパレスチナ(ガザ地区)



に至っては2000年近くの背景がある。








つまり




それぞれの道理は



その国の歴史が背景にあるんです。











もし1日も早くやめさせたいなら



世界中の人々が



攻撃する国を非難するばかりではなく



攻撃するに至っている



その国の歴史を紐解いて考えてみる必要が



あるんじゃないかなとボクは思います。








自国の歴史の過ちと



先人たちの足跡をかえりみないで






「平和と自由が大切だ❗



 今すぐに停戦しなさい」



と繰り返しながら








核ミサイルを誇示し



武器を提供し続けている



世界のリーダーと呼ばれる国や



世界平和維持の中枢を担う常任理事国に





現在大手を降って



ウクライナを攻撃している国を



居座らせているような○連は




そろそろ時代が



パラダイムシフト(古い価値観の大転換)



を迎えている現実から目を背けず






自国の歴史をかえりみて



他国の歴史をかえりみて






残していくべきこと



変えていくべきことを



恐れずにやっていく時です。









国同士のプライド





古い体制と価値観を



地球レベルで



思い切って



『えいっ❗❗❗』



と捨てましょう😆









そして



ボクたち私たちも



同じ覚悟が必要な時を迎えています。








国が政治が社会が悪いって



誰かの責任にせずに



一人ひとりが意識を変えていきましょう❗






そして



こんな時代だからこそ



ボクたち一人ひとりが



さまざまな歴史と



先人たちの足跡を



自分の歴史や生き方と



照らし合わせながら



見直すことが大切なんですよね。






終わりに




ボクはAcadian Driftwoodの和訳の



最後の訳に



ボクなりのAcadian Driftwoodの和訳から



学んだ思いを



少々違訳して書きました。



こんな歌詞です。





「彼らは少しずつ学び始めた



 次の者に受け継ぐべきことを



『子どもたちよ 争いはもうやめだ



 来る者を拒まず 大地に線を引くな』と」







もしよかったら



森和田のYouTubeで



Acadian Driftwoodの森和田バージョンを



聴いて観てください😆





ではみなさん



お元気で😊




コンサート・講座のお知らせ


11月25日(土)14時~

小竹児童館にて

「わくわく歴史講座」(幕末)