皆さまいかがお過ごしでしょうか?
森和田のあきたかです。
暑い日が続いていますが
ふと
空を見上げると
入道雲にまじって
すじ雲が❗
季節は確実に秋へ向かっていますね。
さて、先日テレビで懐かしい映画が放送されていました。
『猿の惑星』です。
ちらっと観ただけでチャンネルを変えましたが…
ボクは小学生の頃に、学校の映画鑑賞会で観ました。
皆さんはご覧になったことがありますか?
1968年の作品で、チャールトン へストンが主演。
高等な頭脳を持つ猿が支配する惑星に、地球人が行ってしまう映画ですよね。
(詳しくはWikipediaを参照して)
さらに、実はこの映画
今で言うところの「特殊メイク」の先駆け的な作品なんですよ。
ご存知でしたか?
俳優たちの顔に直接色んな素材で肉感的なメイクを施し、
まばたきや口の動きもリアルに出来るようにしています。
小学生のボクも、そのリアルさに驚いたのを覚えています。
で❗
ふと思い出したエピソードがありまして…
以前、本で読んだか、誰かに聞いたか忘れましたが
『猿の惑星』製作の裏話で…
特殊メイクは1968年当時は前例もなく相当な費用もかかりました。
が、しかし❗
監督は特殊メイクにこだわった上に
ななななんと…
主役級の俳優から、
エキストラの一人一人に至るまで、
特殊メイクを施したそうです❗
リアルさを追及されたんでしょうねぇ。
なので
莫大な費用がかかる上に
メイクにもメチャクチャ時間がかかったそうです。
そうなってくると
当然、待ち時間も長くなってくるわけで…
出演者は、ひたすら待たされることになります。
そんな待ち時間に
面白い光景が❗
当時、出演者には色んな人種の方々がいらっしゃいまして
メイクの順番を待ってる間
なぜか…
白人の方々は白人の方々で集まり
黒人の方々は黒人の方々で集まる。
当然、黄色人種系は黄色人種系で集まり
タバコを吸ったり、おしゃべりをしている。
「皆さん、人種ごとに分かれてくださいね」
なんて、誰も言っていないのに
なぜか、自然に分かれてしまってたんだそうです。
そのうち、一人また一人とメイクが終わり…
その場の全員のメイクが完了し…
全員が
そう❗
全員が『猿』になると❗❗
なんと、メイク前まで
人種で分かれていたグループが
完全に消滅し
『猿』という一つのグループになって
お互いのメイクを評価し合ったり
おしゃべりし合って、
楽しく出番を待っていたということです。
面白いエピソードだと思いませんか?
人はどうして
何かの枠を作って
その基準で群れたがるんでしょうねぇ?
しかも、その枠に
「排他的な基準」が「差別的」に加味されると
その「群れ」が、
より強固なものになっていくような気がします。
でも❗でもですよ❗❗
先ほどのメイクじゃありませんが
その枠を意図的・物理的に外されてしまうと…
いとも簡単に❗
「枠」なんて崩壊して
誰もが寄り添い合えるってことですよね❗❓
人間って、そんなもんですよ❗❗
だから…
時々、無性に
「人間」という生き物が
いとおしくなります✨
今の世の中
日本も含めて
世界中
やれ
○○派だの○○系だの…
「枠」の中で安心し
「枠」と「枠」で争い、いがみ合っています。
でも、『猿の惑星』の特殊メイクのエピソードは教えてくれています。
「枠」なんて簡単に壊れる❗
いや
「枠」なんて簡単に壊せる❗❗
ってね。
「枠」にこだわる時代はもう終わりにしましょうよ。
これからは、『みんな』という同じメイクに誰もがこだわって
地球を『みんなの惑星』という一つの感覚で大切にしていきたいものです。
ボクが教師をしていた頃
「持続可能な社会」という授業の中で
よくこう言っていました。
「みんなが大人になった時、アメリカの人もヨーロッパの人もアフリカの人も日本の人も世界中の人たちが、自分の出身地を聞かれた時に
『はい私の出身地は地球です❗』と答えられる世界にしたいね。」…と。
『猿の惑星』から話がデカクなりすぎましたかね?(笑)
でも
やれ総理の辞任と派閥の理論だの
やれ米中の主義の対立だの
果てはコロナで
やれ「東京から人は動くな❗」だの
やれ「あの人県外からの帰省らしいよ」
だのだの…と
何かの「枠」に振り回されている状況にいると
ちっとばかし
考えてしまう今日この頃です。
ちなみに
猿のおならは臭いらしいですよ。
『猿の は クセえ❗❗』
…なんちゃって(失笑)
お後がよろしいようで
ではまた。
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